つまずき辞典

用語集まとめ

証券口座の​用語集——初心者が​つまずく​言葉を、つまずいた​場面と​一緒に

/ 執筆 アラタ

お金が​動く​仕組み

受渡日​(うけわたしび)

株や代金が実際に動く日。約定日とは別。楽天証券の米国株は「国内約定日(米国約定日の翌国内営業日)から起算して3営業日目」。売却代金を出金・再利用できるのはこの日から。 → 米国株の受渡日とは?

約定日​(やくじょうび)

売買が成立した日。米国株は「米国市場の約定日」と「国内約定日(その翌国内営業日)」の2つがあり、受渡日は国内約定日から数える。 → 受渡日の数え方

差金決済​(さきんけっさい)

現物取引で、同じ資金・同じ銘柄を同じ受渡日のうちに往復し、差額だけで決済してしまうこと。法令で禁止されており、該当すると売却代金が受渡日まで拘束される。 → 差金決済とは?約10万円が使えなくなった実体験

差金決済取引​(CFD)

上の「差金決済」とは別物。最初から差金だけをやり取りする店頭デリバティブ商品。証拠金でレバレッジをかけ、損失が証拠金を超えることがある。 → CFDは現物株と何が違うのか

預り金(あずかりきん)

証券口座に置いてある現金。ただし「預り金があること」と「使えること」は別で、受渡前の売却代金や拘束金が混ざっている。 → 出金余力が0円になる原因

買付余力/買付可能額

今すぐ買いに使える金額。楽天証券では日付別(本日/翌営業日/翌々営業日…)に表示され、売却代金は受渡日のタブに現れる。 → 売った代金がすぐ使えない理由

出金余力

今すぐ出金できる金額。楽天証券では「本日以降の預り金の最小値」。受渡前の売却代金・自動出金予定・出金予約・拘束金は含まれない。 → 出金できない原因4つ

拘束金/拘束

注文中や日計りの代金、差金決済に該当した売却代金など、口座にはあるが使えない状態にされたお金。受渡日や注文の完了で解除される。 → 差金決済で拘束された話

自動入出金​(スイープ)

楽天証券と楽天銀行のマネーブリッジ機能。注文時に不足分を即時入金し、毎営業日21時以降に預り金を楽天銀行へ自動出金する。夜に残高が0円に見える原因。 → 自動出金の落とし穴と留め置き金額

証拠金振替

証券口座の預り金をFX口座に移すこと。振替可能額は出金余力と同じ計算で、受渡前の資金は移せない。 → 楽天FXに振り替えられない原因

注文の​言葉

成行​(なりゆき)

価格を指定せず、その時の価格で約定させる注文。確実に約定するが価格は選べない。成行の買いは株価×1.08などの掛目で資金が拘束される。 → 成行で拘束される金額

指値​(さしね)

価格を指定する注文。指定価格かそれより有利な価格でしか約定しない。当日注文は取引終了で失効する。 → 注文が約定しない・失効する理由

逆指値​(ぎゃくさしね)

「この価格に達したら発注する」注文。損切りの自動化に使う。楽天証券の米国株は期間指定最長90日だが、執行後は「本日中」扱いで翌日に残らない。 → 逆指値の使い方と注意点

失効​(しっこう)

注文が期限切れや値幅外で無効になること。当日注文は取引終了(翌朝7時頃に表示更新)で失効。 → 失効する3つの理由

有効期間​(当日中/期間指定)

注文をいつまで有効にするか。楽天証券の米国株は当日中か、注文日から最長90日の期間指定。 → 注文の有効期間

プレマーケット/アフターマーケット

レギュラー取引の前後の時間外取引。楽天証券は2026年1月からプレマーケット(標準時18:00〜23:30)に対応。指値のみ・本日中のみ・成行と逆指値は不可。 → 取引時間を日本時間で

夏時間​(サマータイム)

米国は3月第2日曜〜11月第1日曜が夏時間。日本時間の取引時間が1時間早くなる(レギュラー22:30〜翌5:00)。 → 夏と冬で1時間ずれる

通貨と​手数​料

円貨決済​(えんかけっさい)

日本円のまま米国株を売買する方法。1米ドルあたり25銭の為替手数料がかかり、レートは翌国内営業日11時頃に決まる。売却代金は受渡日まで次の買付に使えない。 → 円貨決済と外貨決済の違い

外貨決済​(がいかけっさい)

先に米ドルを用意して売買する方法。為替手数料0円。売却代金(ドル)は同一受渡日の別銘柄にすぐ使える。 → どちらを選ぶべきか

リアルタイム為替取引

円と米ドルを両替する機能。楽天証券は片道0銭(買レート・売レートの差はある)。「為替手数料0円」はこれのことで、円貨決済の25銭とは別。 → 為替手数料25銭の正体

取引手数料(米国株)

楽天証券・SBI証券とも約定代金の0.495%(税込)、最低0ドル、上限22ドル。NISA口座は無料。 → SBI証券と楽天証券の比較

税金と​口座

特定口座​(源泉徴収あり)

証券会社が損益を計算し、税金も源泉徴収する口座。米国株の配当の日本側課税は自動だが、米国で引かれた10%は確定申告しないと戻らない。 → 配当の税金と外国税額控除

外国税額控除

米国で源泉徴収された税金を、日本の所得税から差し引く制度。確定申告が必要。控除しきれない分は3年繰越。NISAでは使えない。 → 二重課税を取り戻す方法

NISA​(成長投資枠/つみたて投資枠)

米国株・海外ETFを買えるのは成長投資枠(年240万円)のみ。取引手数料無料だが円貨決済の為替手数料はかかり、配当の米国源泉10%も引かれる。 → NISAで米国株を買う

取引制限/ロック

解約手続き中・住所変更未届・自分で設定したロックなどで、注文だけが拒否される状態。入金や残高照会は通る。 → 「ロックされています」の原因と対処

口座解約

楽天証券は「解約申込」クリック時点で全取引制限、約7営業日でログイン不可。残高0円・注文取消が前提。 → 解約する前に知っておくこと

商品の​言葉

端株​(はかぶ)​/金額指定

1株未満の株。楽天証券の米国株は1株単位で端株不可。金額指定で買えるアプリ(Woodstockなど)では200円から端株で持てる。 → Woodstockの仕組みと注意点

レバレッジ/証拠金率

証拠金の何倍の取引ができるか。CFDやFXで使う。TOSSYの証拠金率はFX 4%(約25倍)、個別株CFD 20%(約5倍)など。 → CFDの証拠金とレバレッジ

スプレッド

売値と買値の差。手数料無料の商品でも、買った瞬間にスプレッド分だけマイナスから始まる。 → 手数料無料でもコストがある理由


言葉の意味を知ることと、つまずかないことは違います。この用語集の各項目は、実際に誰かが(多くは私が)つまずいた場面から書いています。新しくつまずくたびに追加します。