楽天証券の米国株で逆指値(損切り注文)を使う方法——有効期間は最長90日、執行後は「本日中」扱いになる注意点
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なぜ逆指値が必要か
米国株の取引時間は日本時間の深夜です。日本時間の夜に買って、そのまま寝る。起きたら値段が大きく動いている——これが米国株の日常です。
「ここまで下がったら売る」を自動で執行してくれるのが逆指値注文。損失を決めた範囲に収めるための、いちばん基本的な道具です。
つまずき 逆指値が使えない米国株アプリで取引を始めてしまい、「損切りは起きている時間に手動でやる」前提になった。日本時間0時以降は無管理だった。
楽天証券の米国株で使える注文
| 注文の種類 | 内容 |
|---|---|
| 成行 | 価格を指定せず、その時の価格で約定 |
| 指値 | 指定した価格かそれより有利な価格で約定 |
| 逆指値 | 指定した価格に達したら、成行または指値で発注 |
| IFD | 新規注文が約定したら、あらかじめ決めた決済注文を自動で出す |
| トレイリング | 高値に追随して逆指値を自動で切り上げる |
逆指値の仕組み
逆指値は「トリガー価格」と「執行方法」の2つで決まります。
- トリガー価格:この価格に達したら注文を発動する
- 執行方法:発動後に「成行」で売るか、「指値」で売るか
たとえば184ドルで買った株に「176ドルに達したら成行で売る」という逆指値を入れておくと、176ドルまで下がった時点で成行の売り注文が出ます。
成行なら確実に約定しますが、急落時は176ドルより下で約定することがあります。指値にすると価格は守れますが、そこまで戻らなければ約定しません。損切りの目的なら成行が一般的です。
有効期間:当日中/期間指定(最長90日)
有効期間は2種類です。
- 当日中:その日の取引が終わると失効
- 期間指定:注文日から最長90日先まで指定できる
損切り用の逆指値は、期間指定で長めに置いておくのが基本です。
注意点1:執行されたら「本日中」扱いになる
楽天証券の公式ルールで見落としやすいのがここです。期間指定にしていても、一度逆指値が執行(発動)されると、その注文は「本日中」扱いになり翌日に繰り越されません。
つまり、逆指値が発動して指値売りが出たが約定しなかった場合、翌日にはその注文は残っていません。「発動したのに約定していない」状態になったら、翌日あらためて注文を出す必要があります。執行方法を成行にしておけば、この問題はほぼ起きません。
注意点2:訂正できない項目がある
- 逆指値⇔成行・指値の変更はできない(一度取り消して出し直す)
- 数量は減らす方向にしか訂正できない
取引時間(日本時間)
| セッション | 標準時 | 夏時間 |
|---|---|---|
| プレマーケット | 18:00〜23:30 | 17:00〜22:30 |
| レギュラー | 23:30〜翌6:00 | 22:30〜翌5:00 |
| アフターマーケット | 6:00〜10:00 | 5:00〜9:00 |
逆指値・成行はレギュラー取引の注文です。プレマーケットなどの時間外取引は指値のみ(本日中のみ)で、逆指値は出せません。また、円貨決済では16:00〜17:15、外貨決済(米ドルMMFを含める場合)では13:50〜14:20に注文を出せない時間帯があります。
買った当日に逆指値を入れるときの注意
受渡前の資金で買った銘柄に、同じ日のうちに売り注文(逆指値を含む)を入れると、差金決済の制限に触れる場合があります。私はこれで売却代金を受渡日まで使えなくしました。
安全なのは、買った翌営業日に逆指値を入れる運用です。日本時間の朝、注文受付が再開したら入れておけば、その夜の取引には間に合います。
使い方の型 1. 買い注文が約定したら、翌営業日の朝に逆指値売りを入れる 2. トリガー価格は「ここを割ったら自分の見立てが外れた」と言える価格に置く 3. 執行方法は成行。有効期間は期間指定で長めに 4. 株価が上がったら、逆指値を取り消して高い位置に出し直す(トレイリングを使ってもよい) 5. 発動したのに約定していないときは、翌日に出し直す(自動では残らない)
まとめ
- 楽天証券の米国株は逆指値・IFD・トレイリングに対応
- 有効期間は当日中/期間指定(最長90日)
- 期間指定でも執行後は「本日中」扱い。翌日に残らない
- 逆指値⇔成行・指値の訂正は不可。数量は減数のみ
- 買った当日の売り注文は差金決済に注意。翌営業日に入れる
出典を見る(4件)
- 楽天証券「米国株式 逆指値注文・IFD注文・トレイリング注文」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/smartphone/us/stock/rule/stop_limit.html
- 楽天証券「米国株式 取引時間」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/smartphone/us/stock/rule/session.html
- 楽天証券「米国株式 差金決済取引について」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/web/us/stock/rule/net_settlement_trade.html
- 楽天証券「米国株式プレマーケット取引の開始について(2026年1月)」 — https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20260113-01.html
よくある質問
逆指値に達したら、成行と指値どちらで執行されますか?
どちらも選べます。逆指値価格に達したあと、成行で執行するか、指定した指値で執行するかを注文時に決めます。
米国株は深夜に動きます。日本時間で何時から何時まで執行されますか?
楽天証券の米国株取引時間は、標準時でプレマーケット18:00〜23:30、レギュラー23:30〜翌6:00、アフター6:00〜10:00(夏時間は各1時間前倒し)です。
買った当日に逆指値の売り注文を入れられますか?
受渡前の資金で買った銘柄を同日に売ると差金決済に該当し制限される場合があります。翌営業日以降に入れるのが安全です。